【留学は最高の投資】留学のメリットを7個、本気でまとめた。

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留学のメリットについて語ります。

こんにちは、和はるです。
人生に英語なんて必要ないと思ってます。だって日本で暮らすし。
今も「別に英語なんてなくても生きていける」という考えは変わっていません。

しかしそんな僕が、ひょんなことから中学一年の秋に留学を決意します。
それから一年。体感五年。とっても濃い一年を過ごしました。

僕は留学に自分を大きく変えてもらい、心から感謝しています。今は、留学への恩返しのつもりで文を綴っています。

濃度が高くて塩辛いかもしれませんが、僕が留学から受け取ったもののうち、良いものだけ引き抜いてこの記事に残します。

最後までお付き合いいただけたら幸いです。僕が喜びます。
*英語力なんて別に要らねえっ!!って方は、メリット2まで読み飛ばして頂ければ幸いです。

中学生の方やその親御さんがご覧になっている場合は以上の記事もご覧ください。

本記事の内容

留学のメリット1:言語脳が最短で育つ

留学のメリット1:言語脳が最短で育つ

今も昔も変わらない当たり前のことかと思いますが、やはり分かり易い留学のメリットです。

言語を習得する一番の最短ルート。

言語の習得には、「言語脳」の発達が不可欠です。

日本にいて言語脳を育てるって中々難しいもので、
椅子に座って、教科書を開いて勉強をしているだけでは何かが足りない気がしませんか。

言語に対する知識があることと、言語脳が育っていることとは少し違うんです。
違いをざっくり簡単に言うと、”頭を使っているか使っていないか”なのではないかと思います。

知識で外国語を話し、理解するには頭で考える必要があるが、
言語脳では頭で考える必要がなく言葉を感覚で理解し、感覚で発する

要は、感覚で話すことが「言語脳を使う」ということです。

そして、ベテランの英会話の先生に口すっぱく言われたのですが、言語脳を育てる最短ルートは、24時間その言語漬けであること以外ないそうです。
そのための最良唯一の環境が、やっぱり留学なのかなあと思います。

文法や単語の意味も何も考えず、言いたいことが口からぽろっと瞬間的に出てくる。
留学に行っていると、どこかのタイミングでこの感覚が来るはずです。

知識で話す英語から、感覚で話す英語にシフトして行った証です。僕は三ヶ月くらいかかりましたけどね。これが来るまでが留学において一番辛いってよく言われますが、これを越したらかなり楽しくなります。

しかし、前述の通り、留学のメリットとして英語のスキルが付くことにはあまり注目していません。

英語のスキルという大きな収穫が霞むくらいに、人生を大きく変えるメリットが他に沢山あるからです。

留学のメリット2:受け入れ難いカルチャーショック

留学のメリット2:受け入れ難いカルチャーショック

完全なる異文化、全く違う価値観にぶつかって衝撃(ショック)を受けることをカルチャーショックと言います。

留学中は、何度もこのカルチャーショックにぶち当たります。その度、苦しみながらも乗り越えていき、気づいた頃には数段成長した自分になれています。

自分で言うのもなんですが、これのおかげでかなり成長できたかと思います。

僕が経験した例。

留学先の学校には、韓国人も結構いて仲良くしていたのですが、韓国人は一度仲良くなるとすごく輪に入れてくれるようになります。
集団意識が強いのです。

一人の時間を大事にしていた自分は、その距離の近さに戸惑いました。

・昼夜問わず僕の部屋に入ってきて、ずっと居座る。
・韓国語で大きな声でずっと喋っている。
・夜遅くに、僕の部屋のソファを動かして映画を見始める。

などなど、、。ストレスが凄まじかったです。
寮の中で最もWi-Fiに近かった僕の部屋には、自分一人の時間というものがありませんでした。

伝えて理解し合う。

でも、人間話せば案外わかってくれるものです。
僕のイライラも最骨頂でしたが、友人の助けもあり、話し合いもあり、それからはかなり韓国人の友達も気を遣ってくれるようになりました。

韓国人の集団意識には、素晴らしい面も沢山あり、僕も何度も救われました。楽しい思い出もいっぱいです。

韓国人にとったら、一人の時間を強く求める日本人の僕の気持ちも軽いカルチャーショックだったかと思います。

様々な文化の違いにぶつかることは嵐に揉まれるような感覚ですが、理解しあって受け入れあっていくことで、自分を大きく大きく成長していけます。

留学のメリット3:違いへの理解と尊重

留学のメリット3:違いへの理解と尊重
いわゆる国際性というやつです。

国際性=「違いへの理解と尊重」

宗教も違えば育ち方も教育も違う人間が入り乱れている中で、自分の常識を押し付けていては気疲れしてしまいます。
なんでも寛容に受け入れていく力が自然と身に付きました。

受け入れる力がついた訳なので、その後日本に帰ってきてからは人に不満を感じることが極端に減りました。

僕が経験した例。

学校専属のドライバーが僕を学校に送ってくれていたとき。イスラム教の礼拝の時間になったから、と車を駐車して教会のような建物の中に入っていった。僕は駐車場で礼拝が終わるまで待った。

ご存知の方もいるとは思いますが、イスラム教は、「ムスリム」と言って一日に5回決められた時間に礼拝をするしきたりがあります。

よって、礼拝の時間になったら、礼拝に行くんです。ドライバーの勤務中でも。

面白い文化の違いだなあと思いました。

日本では、信じられませんよね。

このように、日常的にこういった文化の違いにぶつかります。
宗教、文化、考え方、人種、生活習慣など全ての違いです。

宗教上豚や牛が食べられない友達。
鶏肉ばかり出る寮の食事。
メニューが鶏肉バーガーばかりのマクドナルド。
兵役を控える韓国の友達。
愛国心が強い友達。(竹島の領土問題について論争をしました。)

生活しているだけで気づく違いもあれば、真剣に向き合ってこそ気づくことのできる違いもあります。大事なのは目の付け所です。

違いを見つけ、理解し、尊重する。
様々な国の人と関わることで、これが自然と身につきます。

日本に戻ってもずっと役に立っています。どんな人との価値観の違いも理解して、受け入れた上で関わることができるようになったのは、留学のおかげです。

留学のメリット4:身に付く力もろもろをまとめる

留学のメリット4:身に付く力もろもろをまとめる

順応力

変化に対応する力が大きく求められる現代、そして未来ですが、留学がそれを大きく育ててくれました。
身の回りの環境全てが変化するのが留学です。そんな中で生活し、自然と生活に慣れていきます。
全く違った世界に飛び込むのですから、一級品の順応力が必然としてついてきます。

嵐のように変化の著しい今の世の中でこそ、この順応力が活きてきます。

許容力

簡単に言えば「許し」て「受け入れる」力です。

留学をしていれば、全く違った価値観にぶつかることになります。
不満を抱いたり、時によっては喧嘩は避けられません。

しかしそこで、相手に一つ歩み寄って考えてみることです。

「相手はこんな文化の中、こんな価値観を持った家族や友達に囲まれて成長してきたんだな」

これを考えること。そして、

「自分はこんな文化に育ったから今この子のこの価値観が合わないと感じるんだろうな」

と、自分を省みること。
この二つを繰り返していくと、どんな人の考え方も否定より前に考え、受け入れる、大人な姿勢が身に付きます。

自立力

留学とは基本的に親元を離れてするものです。一人で異国で生活することは、子供の自立においては良質なガソリンとなります。
留学から帰ってくる友達や兄弟は皆、どこか一つ大人びたように感じます。
留学が人間を一皮剥けさせるというか、一つ上の段階にグレードアップしてくれます。

社会人や既に親元を離れている大学生であっても、これは同様です。
全く知らない国で、一人の生活を始めるのですから、スーパーに買い物に行くだけでも学びです。

留学のメリット5:身に付くスキルもろもろをまとめる

留学のメリット5:身に付くスキルもろもろをまとめる
目に見えて成長を感じるのが、言語をはじめとするスキル諸々です。

近年、日本の学校でもデジタルのツール化が進んでいます。しかし、それもまだまだ一部です。
デジタルツールを使いこなして作業する小学校や中学校となると、なかなか見つからないかと思います。

Google classroomやgoogle slide, document,など、学校によって違いはありますが基本的に授業と課題提出は全てパソコン上で行われます。
友達とリアルタイムでデータを共有して作業しました。

年下がめちゃくちゃプレゼンしてる

初めて学校に行って驚いたのが、僕より年下の小学六年生が自分でスライドを作ってめちゃくちゃプレゼンに慣れていたことです。

小学生のうちから感覚的にツールを使いこなす。すごいですよね。
留学先では当然の如く使われているツールの数々。日本に戻ってからもこれらが大いに役に立ちました。

留学のメリット6:失敗怖くない、恥ずかしくない

留学のメリット6:失敗怖くない、恥ずかしくない
日本人は良くも悪くもお淑やかで真面目です。
「そんなことないよ」と言うそこのあなたも、外国に行けば例外なくお淑やかな部類になります。

留学先の友人たちは本当に失敗や大衆を怖がらない印象を受けました。

全体の雰囲気として、ノリがいい

例えば、日本でプレゼンするとき、失敗ってすごい怖くないですか?

しかし、海外のプレゼンは、温かい目で見守ってくれてるのをとても感じて、失敗が怖いとは感じなくなっていきます。

様々なことにノリよくリアクションを返してくれるので、安心してプレゼンできます。

しっかり着席して静かにお話を聞いてくれる日本人と対照的に、反応がアクティブに返ってくるので楽しいです。

これは驚いた

全校が集まる学校集会の際に、自分の歌を披露してたりします。
一人で歌った人や、友達と組んで弾き語りをした人もいましたが、日本ではまずない光景だなと思いました。
日本でも文化祭で歌う人はいますが、よほど歌に自信がある人たちでしょう。

これができるのは、失敗を暖かく受け入れる雰囲気が故でしょう。

逆に、日本人に自分を表現する力があまりないのは、「周りと違う=恥ずかしい」という無意識からの思い込みが原因なんじゃないかと思いました。

メリット7:視野が広がる

留学の メリット7:視野が広がる
これが、僕にとっては最重要でした。
冗談抜きで、命さえ救ってしまうほど大きなことです。

視野が広がる=生きる世界の範囲が広がる

皆さんにとっての世界ってなんでしょうか?
壮大な質問になってしまいました。笑

僕の言いたい世界というのは、自分の生きる範囲のことです。

普通の学生を例にすると、以下のようになります。


大体、学生の生きる範囲って、家族、友人、クラスメイト、好きな人、部活…って感じで構成されていると思うんですよ。

大切なものほど、この円は大きくなります。
例えば、好きな人にまっしぐらな人はピンクの円が一時的に凄い大きくなっているかも知れないですね笑。

もし、失恋しても、まだまだ学生の世界(生きる範囲)には家族や友人など、自分を支えてくれる力強い味方が沢山います。一時は辛いかも知れませんが、乗り越えることができます

でも、家庭からの虐待、友人からのいじめ、失恋、部活での失敗、などなど、学生の世界のどこにも居場所がなくなってしまったら。

最終的に自分一人が残ります。

心が強い人は、一人でもなんとか頑張って幸せになる人だっています。
でも、こんなことも起きてしまうのです。

自分の居場所がどこにも見当たらないと、場合によっては自殺に至ってしまうことだってあります。

でもそんな時、留学経験があったら、必ずこう考えられるはずです。

「日本で全員に嫌われたって、最後の手段として自殺するんじゃなくて、海外に逃げる手だってあるじゃないか。友達がいるんだから。」

こう考えられることは、本当に大きな勇気になります。
僕が生徒会でやらかした時も、友達から白い目で見られるようになった時も、この考え方のおかげであまり精神が病むことはありませんでした。

視野が、世界が広がることの一番のメリットは、自分にとっての居場所が増えることです。

この考えが僕を救ってくれたから、書いています。

正直この精神の支えは常にあり、非常に大きな助けとなっています。

人に嫌われることを恐れて行動を起こせない、なんてことがなくなります。

「万が一嫌われても大丈夫」この考え方は、自分の成長に最も大切な心がけではないでしょうか。

まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

留学は、英語を身につけるという目的ばかりが目立ってしまいがちですが、英語以外にもたくさんの価値があることに気づいていただけたならこの記事を書いた甲斐がありました。

留学に行ったという事実自体がステータスになったり、本記事に書ききれなかった留学のメリットも沢山あります。本記事の内容は、あくまで僕の感じたメリットであることをご承知いただければ幸いです。

留学は人生で最高の投資

留学には費用もたくさんかかります。
しかし、その費用以上に得られる価値は莫大です。費用以上の価値を得るものは、投資と呼びます。

そもそも留学で得られるものの価値はお金に変えられませんしね。
短い期間でもいいので、検討していただければ幸いです。

精神的にきついのも分かります。しかし、これも留学の醍醐味の一つでもあると割り切って楽しみましょう。乗り越えた後に手に入るものも留学の大きな価値となります。

共に頑張る皆さんを心から応援します。📣
本記事が、将来のため一歩を踏み出す皆さんの勇気になりましたら、こんなに嬉しいことはありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ちょっと補足

留学を考えていて、この記事にたどり着いた皆さん、もしくは本記事で興味を持ってくださった皆さん(とてもありがたいです)。

突然になりますが、僕がマレーシアに留学にいっていたのにはいくつか理由があります。

1. 費用がめちゃ安い(他の国の半分程度)
2. 日本に近い。

二つ目の、日本に近いってことがあまりメリットに感じられない方もいるかと思いますが、結構大きなメリットです。
他のメリットも載せているので、興味のある方はぜひ。

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